理由①不動産投資は価格変動が少ない
不動産投資は価格変動の幅が小さいため、長期的なスパンでリスクをコントロールしやすいものです。
比較対象として、株式投資を想像してみてください。日経平均株価は24時間の中でも何度も変わりますし、景気や政策などさまざまな要因によって急激に下落することもあります。たとえ数百円~数千円の変動でも、大量の株式を購入していれば、資産全体の変動幅に大きな影響を及ぼします。
一方で不動産投資の場合は、物件価格は景気などに合わせて緩やかに変動します。天災や液状化現象、東京オリンピックなどの盛り上がりで価格が変わるというニュースもありますが、その変動はさほど大きなものではありません。日々の細かな変化に惑わされず長期的に運用する中で、投資家自身が価格をコントロールできる可能性があります。これが、不動産投資がリスクコントロールしやすい理由の一つ目です。
理由②不動産投資は「市場が動く前」に対策できる
株式のような金融商品は、市場に出る以前から値上がりが始まり、ある程度市場に出回った頃には値段が上がりきっていて、気付いたころには下落していた……というケースもよくあります。そうした変動を予想することは難しく、一般的な見解だけではコントロールしきれない側面があります。
対して不動産投資は、不動産会社の営業マンが物件の情報をキャッチすると、その情報をいち早く投資家に伝え、物件購入を検討してもらう流れができています。つまり、市場が動く前に投資家のもとに情報が集まるのです。今後の動向を予測できるため、リスクコントロールも容易になります。
理由③不動産投資は“出口戦略”で危機回避できる
「出口戦略」という言葉をご存じでしょうか。
出口戦略とは、何らかの損害が起きている状態に対して、損失や被害を最小限に抑えた上で撤退する手法のことです。不動産投資でいえば、物件の老朽化に伴って家賃の下落が予測される場合、これによる損失を抑えるために、少しでも好条件で売却する戦略を指します。
好条件で売るためには、物件を利益が見込める状態に保つ必要があります。とはいえ、老朽化による物価下落は避けられないものですから、「●●円下落しても▲▲円の値段で売却すれば、■■円の収益が見込める」と具体的な数値に落とし込んでおくことが大切です。
物件を購入したときから、最後に手放すときまで、全体の見通しを立てておくことが出口戦略の基本です。そして、これを誰でも実施できることが、不動産投資の特徴です。
不動産投資は、数十年という時間をかけてじっくり運用していくものです。時間の経過の中で起こりうるリスクを事前に回避し、万が一の事態に取れる出口戦略も用意している――そんな長期計画を立てることができれば、投資は成功に近づくでしょう。





