騒音問題、直接入居者とやりとりをするのはNG!
騒音問題の難しいところは、「騒音の明確な基準がないこと」です。大音量で音楽を流している、深夜に大声で怒鳴り合っているなどは明らかな騒音とみなされますが、個々の感受性によって騒音か生活音かの基準は大きく異なります。
ですので、しばしば騒音問題では、「もう耐えられない」と訴える側と「この程度のことで文句を言うな」と訴えられる側とで意見を交換するほど溝が深まり、火だるまのようにトラブルに発展してしまうことが珍しくありません。
したがって入居者から騒音の苦情が出た場合、そのまま鵜呑みにするのではなく、どういった種類の騒音なのか、頻度や程度はどうかなど、その内容を検討すべきです。
そのうえで、第三者の入居者にヒアリングしたり、現地調査をしたりして、できるだけ客観的な材料を集めてください。
ただ、このときは自身で行うのではなく、必ず管理会社に依頼しましょう。オーナーと入居者が直接やり取りすると、トラブルどころか傷害事件にまで発展するケースもあるからです。
管理会社には、どう動いてもらうべきか?
騒音問題が出たら、普通の管理会社であれば、できる限り近隣同士が円満に居住していけるよう対策を講じます。
しかし残念ながら、すべての管理会社がうまく対応してくれるわけではありません。もし既に入居者に「管理がいい加減だ」と認識されている場合、今さら注意したり改善を促したりしても実行されないこともあるので注意が必要です。
とはいえ、騒音による迷惑行為が繰り返されていたのに入居者の要求を無視して何の対応もしないでいると、賃貸人に債務不履行があるとみなされ、損害賠償責任を問われる可能性もあります。
また、住人同士のトラブルに発展し、最悪の場合、事件が起こることも珍しくありません。結果、他の優良な入居者が退去してしまい、空室がなかなか埋まらないというリスクもあるのです。
いずれにせよ、オーナーとしては早期の調査、対応が望まれるというわけです。
管理会社に伝えるときは、慎重に・かつ迅速に再発を防ぐための対策を講じるということを共有しましょう。具体的には、上記に書いたように被害状況の信憑性を調査・観察しつつ、共有部に貼り紙を出して騒音問題が起きていることを入居者に理解させる方法などです。
ただ、騒音問題を放置している管理会社も少なくありません。説明・相談をしてすぐに対応してくれないのでしたら、管理会社を変更を検討したほうがいいといえます。





